こんにちは!ひのなです。本日は、当ブログにお越しいただきありがとうございます。
さて、お嬢様の成人式、おめでとうございます。お父様、お母様の今までの子育てのご苦労がむくわれる瞬間、といっても過言ではないでしょうね。
お嬢様が無事に成人式に出席できて、美しい写真も残すことができたらお喜びもひとしおでしょう。お疲れ様でした。
さて、成人式のお振袖一式をそろえるのも、かなり高価だったのではないかと思います。
思い入れのある大事な振袖なので、着用後はきちんとお手入れしてしまっておきたいですよね。
成人式後の振袖 お手入れはどうする 洗わないって本当?
お振袖を着用後のお手入れの、基本的な流れをご紹介します。
振袖を着用後、脱いだ後はすぐにたたまずに、振袖、長襦袢を着物ハンガーにかけて、室内に吊るし、風を通します。
なので、着物ハンガーは振袖用のものが、2本あるとよいですね。
帯、帯揚げ、帯締めも手持ちの洋服用のハンガーなどで吊るします。
2-3日吊るして湿気をとっておき、袖、裾、襟などの汚れが特になければ、畳んでしまいます。
この際、畳紙が古くなっていれば新しくします。帯締めの房の部分は紙でくるんでセロテープなどで留めておくと、くずれにくいです。
桐箱などの着物専用の保管箱にいれて、しょうのうなどの防虫剤も入れます。
肌じゅばんや裾避け、着付用の紐、足袋は自宅で洗濯できます。洗ってアイロンをかけておきます。
半襟は外してクリーニングに出します。家で洗える素材のものもあります。
これがご家庭でできるお手入れの基本の流れです。
ただ、成人式の振袖などは、悪天候の日も少なくないですし、ファンデーションなどでも案外汚れている可能性があります。一日着用して、汗もかいていると思います。
成人式後、しばらく着る機会がないなら、保管中に汗ジミなどがあとから出てくるリスクを考えると、クリーニングなど、洗いに出したほうが安心です。
クリーニングに出すなら、着物の専門の洗い業者にお願いします。呉服屋さんなどで紹介してもらうと安心ですね。
成人式の振袖 洗い方の種類はいろいろ どれがよいか
着物のクリーニング、京洗いなどとと一般的にはいいますが、振袖などの着物の洗い方にはいろいろあります。
丸洗い ドライクリーニングのこと。油性の汚れを落とす。
汗抜き 汗をかいた部分に霧を吹きかけ汗を抜いていく。長期間保存するなら、汗抜きと丸洗いを同時にたのむのがよい。
洗い張り(仕立て直し) 洗い張りは着物や長襦袢をすべてほどいて反物状態にもどし、水と洗剤で洗ってノリで仕上げる。仕立て直しとセットで頼むことが多い。一番汚れが取れる方法で、着物全体のくすみが取れて着物が蘇生するといわれている。また、着物のサイズ直しをしたい場合などにもよい。
染み抜き、カビ取りなども必要に応じて追加でたのみます。
通常、特に目立つ汚れがないのであれば、着物と長じゅばんを丸洗い・汗抜きをセットでお願いするので、十分だと思います。
半襟を外す必要があるか、つけたままクリーニングできるかは、お店に確認しましょう。
ただし、丸洗いも何度も繰り返すと、着物のくすみなどにつながるリスクもあるともいわれるので、あくまで、長期間保管する前に一度クリーニングに出しておく、という感覚が一般的です。
一般的によくいわれる着物は洗わない、も、着物はクリーニングする、もどちらも正解といえます。ただし、着物を洗わないリスク、洗うリスクは両方あるということも知っておくのが良いでしょう。
振袖の洗いとクリーニング 値段の相場はどれくらい?
振袖の着物と長じゅばんを丸洗いと汗抜きセットで3万~くらいが目安かと思います。
案外汗をかいていることもあるので、帯揚げも一緒にクリーニングに出すといいですね。
帯揚げは2000円くらいからクリーニングできると思います。
帯もクリーニングに出すことができます。袋帯なら丸洗いで4000円程度からが目安になるでしょう。
これに染み抜き、かびとりなども加わるとオプション料金になります。
帯は汚れや皺が気になった時にだけ、クリーニングに出すので十分だと思います。
振袖の洗い張りと仕立て直しをセットで頼むと、6万くらい~が目安になると思います。これは長襦袢は別です。
振袖を仕立て直す場合には、長襦袢も寸法をそろえて仕立て直すほうが、着たときにしっくりくるでしょう。
振袖の洗い張りと仕立て直しは、たとえば、お母様の着た振袖を長期間保管した後にお嬢様が受け継ぐなどのタイミングでされることが多いと思います。
成人式の振袖についてはこちらでも詳しく書いています。
>>振袖は正絹か ポリエステルで成人式は大丈夫?中古着物の選択も
>>成人式の振袖は親戚に貸してもらう?借りる際の注意点 お礼と返却方法
>>成人式振袖に30年前の母親の着物で大丈夫?母のお下がりアレンジは?
まとめ
着物は洗わない、も、クリーニングする、もどちらも正解。ただし、着物を洗わないリスク、洗うリスクは両方あるということも知っておくのが良い。長期間着ない改まった着物は、シミなどのリスクを考えると、クリーニングに出すほうが、よいと思われる。
クリーニングに出すなら、着物の専門の洗い業者にお願いする。呉服屋さんなどで紹介してもらうと安心。
以上、わたしの情報がすこしでも貴方様のお役に立てばとてもうれしいです。