こんにちは!ひのなです。
本日は当ブログにお越しいただきありがとうございます。
お嬢様の小学校ご卒業おめでとうございます。
卒業式の式服をどうするか、気にかかってくる時期ですね。
最近では小学校の卒業式に袴姿のお嬢様もよくお見かけするようになってきました。
袴の着物に憧れているお子さんも多いことでしょう。
小学校の卒業式にはどういった着物や袴を着せてあげるとよいのでしょうか。
小学校 卒業式の服装女の子は袴で大丈夫?
小学校によっては、華美である、お金がかかりすぎる、子どもの動作に支障が出る、子供が着崩してしまう、子どもの気分が悪くなる、お手洗いに時間がかかるなどの理由から卒業式の袴着用を禁止するところもあるようです。
また、親が着付をできるばあいのみ、卒業式の袴を許可するという許可制の小学校もあるとききます。
小学校のルールをよく確認してから、袴を着るかどうか、決めるのがいいですね。
小学生の卒業式といえば、ほとんどのお子さんが12歳で、数えで13歳ということになると思います。
十三参りという風習がある地方がありますが、小学校を卒業して中学に上がる春休みに、肩上げした大人の着物を着て寺社にお参りに行くというものです。十三参りまでは肩上げで、それ以降は肩上げを外して着物を着ることが多いです。
つまり、13という年は、大人の着物を着るタイミングであるということになります。
いくら小柄であっても、七五三の着物に袴を合わせて小学校の卒業式に着せるのは違うということになりますね。
卒業式の日は多くは3月で、気温の高低差が激しい時期です。案外会場があたたかく、しっかり着こんだ袴姿だと気分が悪くなるお子さんもいるので、「うそつき襦袢」などを利用して長襦袢を省き、すこし涼しい着付にする方もいます。
家庭で着付をしてあげられない場合は、美容院などで着付をお願いすることになります。
小学生の卒業式の袴に合わせる着物は振袖か小振袖か
レンタルや通販の袴のセットだとよく見聞きするのですが、小中学生向きのジュニア着物というものがあります。
ジュニア着物と呼ばれるものは絵柄もかわいらしく、少女らしいものが多いですね。
これは、肩上げした小振袖や中振袖、小紋などを最近はそう呼ぶようです。
つまり、大人の着物を肩上げしてあげればジュニア着物になるということです。
お母様の若いころお召しになった振袖をお嬢様に着せてあげたいと思われることもあると思います。
高校生以上の卒業式などは、振袖と袴の組み合わせはよくお見かけします。
ただ、多くの場合、お母様の若いころの振袖というのは大振袖のものが多いと思うので、小学生のお嬢様には体格や雰囲気からまだ合わない場合もあると思います。また、肩上げして縫い上げるにはもったいないお品の振袖も多いと思います。
振袖を小学生のお嬢様の袴に合わせるかどうかは、全体のバランスをみて判断するのが一番良いと思います。
まだ早いと思う場合は、高校生以上の卒業式や成人式までの楽しみにとっておくのもよいものです。
袴に合わせやすいのは、中振袖か、小振袖(いわゆる二尺袖の着物)だと思います。
小柄なお子さんにもバランスよく着ていただけると思います。
また、お母様の色無地、小紋、訪問着などを肩上げして袴に合わせるという方法もあります。
大人の着物でも、台襟、半襟や袴の色、デザインでかわいらしく見せることができるので、お手持ちの着物を生かして袴だけ購入するという方も多いです。通販などでお手ごろな価格の袴が手に入ります。
袴も大人用、ジュニア用と販売されているので、お嬢さまの身長体格に合わせて購入するといいですね。
袴だけレンタルもできるお店もあるようですが、袴は案外お手ごろな値段で手に入ることが多いです。
着物を持っている場合は購入される方が、姉妹で着るなど何度も着ることができてよいかもしれません。
小学校 卒業式の袴の着物は肩上げする?
十三参りを早めに済ませてしまった場合や、お子さんが大柄な場合などは、大人の着物でも、肩上げをしないで、小学校の卒業式に着せることもあります。
お子さんの体格や着物のサイズに合わせて判断するというので、よいのではないかと思います。
ご自宅で肩上げをする場合はこちらのサイトが参考になります。
■ 肩あげと腰あげ ■きものと悉皆 みなぎ
http://minagi.p-kit.com/page73239.html
肩上げをするのがご自宅では難しい場合は、呉服屋さんなどでお願いできることもあるので、きいてみるといいでしょう。
肩上げをする場合は着物だけでなく、長襦袢も同様にしておく必要があるのでお忘れなく。
また、腰上げや裾上げをあらかじめしておくかどうかについては、着付をお願いする方にうかがってどうするかを決めるのがいいでしょう。
ご自宅で着せ付ける場合には、腰上げや裾上げをあらかじめしておくことで、着崩れにくく、お手洗いなども行きやすいといわれています。
また、購入、レンタルされた袴のサイズ合わせも忘れずにしましょう。袴の長さを調節するのは、裾ではなく、上の紐の部分です。
購入したものであれば、紐をほどいて、長い分だけ表地を折り込み、紐を付け直すというもので、家庭でもできますが、呉服屋さんなどでもお願いできると思います。
レンタルの袴の場合は、サイズ合わせをどうするのかをお店に相談するのがいいですね。
なお、袴の着物を着るのに、必要なものはおおむね以下の通りです。
着物
長襦袢
袴
袴下帯
帯板
補正用のタオル
半襟
えり芯
伊達襟
肌着
伊達締め
腰ひも
足袋またはハイソックス
草履またはブーツ
髪飾り
巾着またはバッグ
なお、小学校の卒業式の服装についてはこちらでも詳しく書いています。
>>卒業式の服装 小学校の女の子はスーツ?小学生に人気のブランドは?
小学校 卒業式 服 女の子 袴のまとめ
小学校の卒業式に女の子が袴を着るかどうかは、小学校のルールを確認する必要がある。服装が自由ということであれば、小学生の卒業式の袴は最近人気があるため、着用するのもよい思い出になると思われる。袴のセットはレンタルもできるが、手持ちの着物を生かしてかわいらしく着つけることもできるので、子どもに合うものを選択するのがよい。